ii900 シリーズ Acoustic Imager で利用可能な機能をすべて使えるようにするためには、最新バージョンのオペレーティング・ファームウェアがインストールされている必要があります。
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Fluke Connect Desktop を使用すると、ファームウェア・アップデートを自動化できます: Fluke Connect Desktop のダウンロード
または、SWU ファイルを使用して Fluke ii900 シリーズをアップグレードするには、以下の手順に従います。
- 最新の Fluke ii900 シリーズ用ファームウェア 5.2 をここからダウンロードします (.swu ファイル)
- Fluke ii900 シリーズ用バッテリーは、25% 以上に充電されている必要があります。
- 製品に付属の USB-C ケーブルを使用します。
- 製品を Windows コンピュータに接続し、電源を入れます。Windows のファイル・ブラウザで FLK-ii900-Series という名前のデバイスを探し、FLK-ii900 シリーズ製品のルート・フォルダー (「user data」) に .swu ファイルをコピーします。
- ファイルがコピーされると、お使いの製品がファイルを検出し、ファームウェアのアップデートを開始するよう求めます。[Start Update (アップデートを開始)] を選択します。
- ファームウェアのアップデートが完了すると、製品はユニットの再起動を求めます。[Restart (再起動)] を選択します。
フルーク ii900 シリーズ超音波カメラのファームウェア・バージョン V5.2 によるアップデート内容:
- MecQ™ に自動モードを追加。
- LeakQ™、PDQ™、および MecQ™ 各モードで、発生源での dB レベルを表すソース dB 値を追加。その他すべての dB 値は、センサー位置で測定された dB 値です。
- dB スケールのスライダーを使用した手動スケーリングの改善。
- 中心点マーカーをデフォルトで「ON」になるように変更。
- ノイズを防ぐために PRPD プロットの最小スケーリングを変更。
- PRPD プロットの Y 軸スケーリングを最適化。
- LeakQ に使用される誤った非メートル法圧力に関する問題を修正。
- 翻訳の更新。
- 音響メニューの最小/最大 dB 設定から小数点を削除。
- MecQ モードに dB スケールを追加。
- PRPD プロットが表示されなくなる問題を修正。
機能 | Fluke ii900 Industrial Acoustic Imager | Fluke ii910 Precision Acoustic Imager |
PDQ Mode™: 放電の相対的な重大度を示します。PD が検出された後にアクションが必要かどうかに関する情報をユーザーに提供します | なし | あり |
LeakQ™: 新しい距離推定機能と 1 ~ 10 段階の LeakQ™ 重大度インデックスを含む、リークのサイズとコストを推定します。画像をオンライン Web にアップロードして、リークのサイズやコストの推定値などのリーク・レポートを生成できます。 | あり | あり |
MecQ™: 最適化されたキャプチャー・モードで、コンベア・システムなどの機械的な問題の可能性がある場所を特定し、メンテナンス・スケジュールで対処できるようにします。 | なし | あり |
周波数: 使用可能な周波数モード | 標準周波数: 2 ~ 52 kHz | 標準周波数: 2 ~ 52 kHz 高周波数: 2 ~ 100 kHz |
グレー・スケール: 画像をグレースケールで表示および保存 | あり | あり |
マルチソース: 複数のソースのマーカーを画面に表示するマルチソース・モード | あり | あり |
タグ: 改善および拡張されたタグ注釈 | あり | あり |
以前のファームウェア・バージョンについては、以下を参照してください。
バージョン 2.1:
- 2019 年バージョン (リーク定量機能なし)
バージョン3.0:
- 2020 年バージョン
- リークまでの距離の推定。
- LeakQ™ モード
- リークタグ
- サムネイル機能
バージョン4.0:
- ii910 Precision Acoustic Imager 用 PDQ Mode™
- グレー・スケール: 画像をグレースケールで表示および保存
- 複数のソースのマーカーを画面に表示するマルチソース・モード
- 改善および拡張されたタグ注釈
- カメラの画像が暗くなりすぎる問題を修正
- マイクの状態診断機能の改善
- バッテリー残量が 25% 未満になると、ファームウェアのアップグレード不可を通知。
- テキスト・エディタの改善
バージョン 4.2:
- デジタル・ズーム (1 ~ 3 倍)
- メモリのスワイプ
- ヒートマップの透明度レベルの選択
- Windows ファイル・エクスプローラーで表示される USB 名: FLK-ii900 シリーズ
- 起動時のデフォルト・プロファイルを選択可能 (起動時に、常に同じ設定が有効になります)
バージョン 4.3:
- デバイスに多数のファイルが保存されている場合に、USB 通信が正常に機能しなくなる問題を修正
- メモリがほぼいっぱいであることを示すアイコンを追加
- QR コードを使用したアセット・タギングを追加
バージョン 4.4:
- 処理能力のパフォーマンス低下の原因となる可能性がある問題を修正
- 翻訳を更新
- LeakQ レポート・エラーの原因となる可能性がある問題を修正
バージョン 4.5:
- 新機能:
- アセット検査ステータスの分類: 「校正前」または「校正後」
- オンライン LeakQ レポート・ツールを使用した推定 CO2 排出量レポート*
- 次の原因となる問題を修正:
- 画像化および/または音響画像化の失敗
- 処理能力のパフォーマンス低下
- LeakQ レポート・エラー
- 更新:
- さまざまな翻訳を更新
バージョン 4.6:
- 画像化および/または音響画像化の失敗の原因となる可能性がある問題を修正
バージョン 4.7:
- デバイス上での LeakQ™ の定量化 (Fluke ii900 & Fluke ii910)
- 可視光カメラを 5MP にアップグレード (Fluke ii910)
- さまざまな機能および翻訳を更新。
バージョン 5.0:
- MecQ™
- 機械的な劣化の可能性がある部分を簡単、効率的、かつ非接触で特定し、さらなる検査を実施できます。
- オンデバイス PDQ Mode™:
- 部分放電の分類。
- リアル・タイム PRPD プロット。
- PRPD プロット (画像)。
- 注釈:
- アクション注釈機能により、お客様が、必要なフォローアップ・アクションの緊急性を文書にして伝えることができます。
- その他:
- LeakQ での撮影時にリーク・タイプの注釈を自動保存。
- 問題の修正とマイナーな機能拡張。
- さまざまな翻訳の改善/更新。
- 暗い周囲環境下で視覚化性能に影響を与える可能性がある問題を修正。(ii910 のみ)。
バージョン 5.0.1:
- 単位系としてインペリアル (CFM) を選択した際に、流量とそれに対応するリーク・コストが正しく表示されない問題を修正しました。
- 部分放電タイプの推定パーセンテージの問題を修正しました。
バージョン 5.1:
- 新しいハードウェア・バージョンで変更された部品に対するサポート。 V5.0.1と比較して機能的な変更はありません。