Fluke ii900のファームウェア更新手順
ii900 シリーズで利用可能な機能をすべて使えるようにするためには、お使いの超音波カメラに最新のファームウェアをインストールする必要があります。
将来のアップグレード/アップデートの通知を受け取るには、ここからフルーク ii900 シリーズを製品登録してください:Fluke製品登録
Fluke Connect Desktop ソフトウェアを使用すると、ファームウェアのアップデートを自動化できます:Fluke Connect Desktop のダウンロード
または、SWU ファイルを使用してフルーク ii900 シリーズをアップグレードするには、以下の手順に従います:
- 最新のフルーク ii900 シリーズ用ファームウェア 4.7 をここからダウンロードします(.swuファイル)
- フルーク ii900 シリーズのバッテリーが 25% 以上に充電されている必要があります。
- お使いの製品に付属の USB-C ケーブルを使用します。
- 製品を Windows コンピューターに接続し、電源を入れます。Windows で FLK-ii900 Series という名前のデバイスを探し、ルート・フォルダー(User Data)に .SWU ファイルをコピーします。
- ファイルがコピーされると、製品のディスプレイにメッセージが表示されます。「Start Update(アップデートを開始)」を選択します。
- ファームウェアのアップデートが完了すると、製品のディスプレイにメッセージが表示されます。「Restart Device(デバイスを再起動)」を選択します。
フルーク ii900 シリーズ超音波カメラのファームウェア・バージョン V4.7 によるアップデート内容:
- LeakQ™ の定量化(Fluke ii900 & Fluke ii910)
- Visual Light カメラを 5MP にアップグレード(Fluke ii910)
- 様々な機能および翻訳の更新
機能 | フルーク ii900 | フルーク ii910 |
PDQ Mode™: 放電の相対的な重大度を提供します。PD が検出された後に、アクションが必要かどうかに関する情報をユーザーに提供します。 | なし | あり |
LeakQ™: 新しい距離推定機能と 10 段階の LeakQ™ 規模指数を含む、リークのサイズとコストを推定します。画像をオンライン Web にアップロードして、リークのサイズやコストの推定値を含むリーク・レポートを生成できます。 | あり | あり |
周波数: 使用可能な周波数モード | 標準: 2 ~ 52 kHz | 標準: 2 ~ 52 kHz 高周波: 2 ~ 100 kHz |
グレースケール: 画像をグレースケールで表示および保存します。 | あり | あり |
マルチソース: 複数の音源のマーカーをディスプレイに表示するマルチソース・モード | あり | あり |
タグ: 改善、拡張されたタグ注釈 | あり | あり |
ファームウェアの以前のバージョンは、以下を参照してください:
バージョン 2.1:
- 2019 年のバージョン(リーク定量機能はありません)
バージョン 3.0:
· 2020 年のバージョン
· リークまでの距離の推定
· LeakQ™ モード
· リーク・タグ
· サムネイル機能
バージョン 4.0:
· ii910 用の PDQ Mode™
· グレースケール:画像をグレースケールで表示および保存します
· 複数の音源のマーカーをディスプレイに表示するマルチソース・モード
· 改善、拡張されたタグ注釈
· カメラの画像が暗くなる問題の修正
· マイク診断機能の改善
· バッテリー残量が 25% 未満で、ファームウェアのアップグレード不可の通知
· テキスト・エディターの改善
バージョン 4.2:
· デジタル・ズーム(1 ~ 3 倍)
· メモリーのスワイプ
· ヒートマップの透明度レベルの選択
· Windows ファイル・エクスプローラで表示される USB 名:FLK-ii900 Series
· 起動時のデフォルト・プロファイルを選択可能(起動時に常に同じ設定が有効になります)
バージョン 4.3:
· デバイスに多くのファイルが保存されている場合に、USB 通信が正常に機能しなくなる問題の修正
· メモリーがほぼいっぱいであることを示すアイコンの追加
· QR コードを使用したアセット・タギングの追加
バージョン 4.4:
· 処理能力のパフォーマンス低下を引き起こす問題の修正
· 表示言語の翻訳をアップデート
· LeakQ レポート・エラーの原因となる問題の修正
バージョン 4.5:
· 新機能:
o アセット検査ステータスの分類:「As Found」または「As Left」
o オンライン LeakQ レポート・ツールを使った、推定 CO2 排出量のレポート作成
· 次の原因となる問題の修正:
o 可視および/または音響映像の不具合
o 処理能力のパフォーマンス低下
o LeakQ レポート・エラー
· アップデート:
o 表示言語の翻訳をアップデート
バージョン 4.6:
次の原因となる問題が修正されました
o 可視および/または音響映像の不具合