ii シリーズ超音波カメラで利用可能な機能をすべて使えるようにするためには、最新バージョンのオペレーティング・ファームウェアがインストールされている必要があります。
将来のアップグレードやアップデートの通知を受け取るには、Fluke ii シリーズ超音波カメラを製品登録してください : フルーク製品の登録。Fluke Connect Desktop を使用すると、ファームウェア・アップデートを自動化できます: Fluke Connect Desktop のダウンロード
Fluke ii900/ii910 (ファームウェア V5.2 以前) の場合 :
ファームウェア・バージョン V5.2 以前の ii900 または ii910 を V6.1 にアップグレードするには、先に V5.3 にしてから V6.1 にする二段階アップグレード手順が必要です。
手順 1 :
1. ファームウェア V5.3 をこちら からダウンロードします (.swu ファイル)。
2. バッテリー は 25 % 以上に充電されている必要があります。
3. 製品に付属の USB-C ケーブルを使用します。
4. 製品を Windows コンピュータに接続し、電源を入れます。Windows のファイル・ブラウザで FLK-iiXXX という名前のデバイスを探し、製品のルート・フォルダ (「user data」) に .SWU ファイルをコピーします。
5. ファイルがコピーされると、製品がファイルを検出し、ファームウェアのアップデートを開始するよう求めます。[Start Update (アップデートを開始)] を選択します。
6. ファームウェアのアップデートが完了すると、製品はユニットの再起動を求めます。[Restart (再起動)] を選択します。
手順 2 :
1.ファームウェア V6.1 をこちらからダウンロードします (.swu ファイル)。
2. 手順 1 の 2 ~ 6 番に従ってアップデートを進めます。完了すると、お使いの製品は最新のファームウェアにアップグレードされます。
Fluke ii905/ii915 (ファームウェア V6.0) の場合 :
ファームウェア・バージョン V6.0 の ii905 または ii915 を V6.1 にアップグレードするには、次の手順に従います :
1. ファームウェア V6.1 をこちら からダウンロードします (.swu ファイル)。
2. バッテリー は 25 % 以上に充電されている必要があります。
3. 製品に付属の USB-C ケーブルを使用します。
4. 製品を Windows コンピュータに接続し、電源を入れます。Windows のファイル・ブラウザで FLK-iiXXX という名前のデバイスを探し、製品のルート・フォルダ (「user data」) に .SWU ファイルをコピーします。
5. ファイルがコピーされると、製品がファイルを検出し、ファームウェアのアップデートを開始するよう求めます。[Start Update (アップデートを開始)] を選択します。
6. ファームウェアのアップデートが完了すると、製品はユニットの再起動を求めます。[Restart (再起動)] を選択します。
Fluke ii シリーズ超音波カメラのファームウェア・バージョン V6.1 によるアップデート内容 :
ii900 | ii910 | ii905 | ii915 | |
Beacon Mode™ |
|
| X | X |
Wi-Fi キャプティブポータルのサポート |
|
| X | X |
タイム・ゾーン設定 | X | X | X | X |
翻訳の更新 | X | X | X | X |
軽微なバグの修正 | X | X | X | X |
ii900 | ii910 | ii905 | ii915 | |
LeakQ™ : | ||||
リーク量とコストの推定。 | X | X | X | X |
1 ~ 10 の LeakQ™ インデックス (LeakQ 規模) 。 | X | X | X | X |
Web ベースのレポート・ツールによる CO2 排出量の推定。 | X | X | X | X |
PDQ Mode™ : | ||||
放電の相対的な重大度によって、PD 検出後にアクションが必要かどうかに関する情報を提供します。 |
| X |
| X |
MecQ™ : | ||||
最適化されたキャプチャ・モードにより、コンベア・システムなどでの機械的問題の可能性がある場所を特定し、メンテナンス・スケジュールで対処できるようにします。 |
| X |
| X |
Beacon Mode™ : | ||||
Fluke SB-140 サウンド・ビーコン用に最適化されたキャプチャ・モード。 |
|
| X | X |
以前のファームウェア・バージョンについては、以下を参照してください:
バージョン 2.1:
- 2019 年バージョン (リーク定量機能なし)
バージョン3.0:
- 2020 年バージョン
- リークまでの距離の推定。
- LeakQ™ モード
- リークタグ
- サムネイル機能
バージョン4.0:
- ii910 Precision Acoustic Imager 用 PDQ Mode™
- グレー・スケール: 画像をグレースケールで表示および保存
- 複数のソースのマーカーを画面に表示するマルチソース・モード
- 改善および拡張されたタグ注釈
- カメラの画像が暗くなりすぎる問題を修正
- マイクの状態診断機能の改善
- バッテリー残量が 25% 未満になると、ファームウェアのアップグレード不可を通知。
- テキスト・エディタの改善
バージョン 4.2:
- デジタル・ズーム (1 ~ 3 倍)
- メモリのスワイプ
- ヒートマップの透明度レベルの選択
- Windows ファイル・エクスプローラーで表示される USB 名: FLK-ii900 シリーズ
- 起動時のデフォルト・プロファイルを選択可能 (起動時に、常に同じ設定が有効になります)
バージョン 4.3:
- デバイスに多数のファイルが保存されている場合に、USB 通信が正常に機能しなくなる問題を修正
- メモリがほぼいっぱいであることを示すアイコンを追加
- QR コードを使用したアセット・タギングを追加
バージョン 4.4:
- 処理能力のパフォーマンス低下の原因となる可能性がある問題を修正
- 翻訳を更新
- LeakQ レポート・エラーの原因となる可能性がある問題を修正
バージョン 4.5:
- 新機能:
- アセット検査ステータスの分類: 「修繕前」または「修繕後」
- オンライン LeakQ レポート・ツールを使用した推定 CO2 排出量レポート*
- 次の原因となる問題を修正:
- 画像化および/または音響画像化の失敗
- 処理能力のパフォーマンス低下
- LeakQ レポート・エラー
- 更新:
- さまざまな翻訳を更新
バージョン 4.6:
- 画像化および/または音響画像化の失敗の原因となる可能性がある問題を修正
バージョン 4.7:
- デバイス上での LeakQ™ の定量化 (Fluke ii900 & Fluke ii910)
- 可視光カメラを 5MP にアップグレード (Fluke ii910)
- さまざまな機能および翻訳を更新。
バージョン 5.0:
- MecQ™
- 機械的な劣化の可能性がある部分を簡単、効率的、かつ非接触で特定し、さらなる検査を実施できます。
- オンデバイス PDQ Mode™:
- 部分放電の分類。
- リアル・タイム PRPD プロット。
- PRPD プロット (画像)。
- 注釈:
- アクション注釈機能により、お客様が、必要なフォローアップ・アクションの緊急性を文書にして伝えることができます。
- その他:
- LeakQ での撮影時にリーク・タイプの注釈を自動保存。
- 問題の修正とマイナーな機能拡張。
- さまざまな翻訳の改善/更新。
- 暗い周囲環境下で視覚化性能に影響を与える可能性がある問題を修正。(ii910 のみ)。
バージョン 5.0.1:
- 単位系としてインペリアル (CFM) を選択した際に、流量とそれに対応するリーク・コストが正しく表示されない問題を修正しました。
- 部分放電タイプの推定パーセンテージの問題を修正しました。
バージョン 5.1:
- 新しいハードウェア・バージョンで変更された部品に対するサポート。V5.0.1 と比べて機能的な変更はありません。
バージョン 5.2:
- MecQ™ に自動モードを追加。
- LeakQ™、PDQ™、および MecQ™ モードにおいて、発生源での dB レベルを表すソース dB 値を追加。その他すべての dB 値は、センサー位置で測定された dB 値です。
- dB スケールのスライダーを使用した手動スケーリングを改善。
- 中心点マーカーをデフォルトで「オン」になるように変更。
- PRPD プロットの最小スケーリングを変更し、ノイズの影響を防止。
- PRPD プロットの Y 軸スケーリングを最適化。
- LeakQ において、誤った非メートル単位系圧力が使用される問題を修正。
- 翻訳を更新。
- 音響メニューの最小 / 最大 dB 設定から小数点を削除。
- MecQ モードに dB スケールを追加。
- PRPD プロットが表示されなくなる問題を修正。