日本

安全のためのリコール Fluke 707EX 本質安全防爆型 mA 校正器

2017 年 2 月

お客様各位

フルークでは、2016 年 3 月 1 日から 11 月 31 日までの期間に出荷された、707Ex 本質安全防爆型 mA 校正器の自主回収を行っています。該当する Fluke 部品番号とシリアル番号を以下の表に記載しています。

Fluke 部品番号説明対象のシリアル番号
2032187FLUKE-707EX mA 校正器3435000 ~ 3710000
4017176FLUKE-707EX/RS、FLUKE-707EX mA 校正器、RS#454-7266

上記のシリアル番号の範囲内であっても、バッテリー・ドアの内側にサービス・アラート番号「SA2909」が付記されている製品は、本リコール通知の対象外です。下の画像を参考にして、製品のモデル番号、シリアル番号、サービス・アラートのラベルをご確認ください。

* シリアル番号がない、または判読できない場合、お客様の製品はリコール対象です。下記の回収の指示に従ってください。

これらの mA 校正器を所有されているお客様は使用を止めて、フルークへご返送ください。Fluke 707Ex 本質安全防爆型 mA 校正器の主な利用者、またはリコール通知への対応責任者が組織内の他の方という場合は、本通知を該当する方々にお渡しくださいますようお願い申し上げます。

不具合について

本製品は Ex 危険エリアでの使用を想定して設計されています。Ex 危険エリアでは、可燃性あるいは爆発性のガスが発生するおそれがあります。このエリアは、米国では危険な場所 (分類あり)、カナダでは危険な場所、ヨーロッパでは爆発の危険がある環境、その他のほとんどの国では爆発性のガスがある環境と分類されています。以下、まとめて「危険な場所」と称します。

校正器内部で、重要なプリント基板部品の封入に使用されているシール剤が、十分に塗布されていない可能性があります。このシール剤は、爆発の危険がある環境で使用する製品の認証を受ける上で、保護措置として必須のものです。本製品の製造工程では 2 種類のシール剤が塗布されますが、フルークでは、いずれの工程でも問題を発見しました。

1 つ目の塗布剤は絶縁保護コーティングで、基板部品が外部環境に露出しないよう保護します。

2 つ目は埋め込み用樹脂で、リレーのシールに漏れが発生した場合、爆発性のガスがリレー本体に侵入しないようにします。2 つ目のシール剤が適切に塗布されていない場合、リレーが発火源となるおそれがあります。

2 つのシール剤が十分に塗布されていない場合、危険な場所に発火源が露出することになります。

処置

対象の Fluke 707Ex 本質安全防爆型 mA 校正器のご使用をすぐにお止めください。

下記の指示に従ってください。

このリンクをクリックして、最寄のサービス・センターにご連絡ください。

当社がこの自主回収を行っているのは、当社がお客様の安全と当社製品の信頼性を極めて重要視しているためです。お客様には大変ご迷惑をお掛け致しておりますことをおわび申し上げます。