二次参照標準 白金抵抗温度計 5615

  • 5615 Secondary Reference Temperature Standards 1500x1000
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主な機能

  • 長さ305 mm(12インチ)、直径6.35 mm(0.250インチ)のInconel™ 製600シース
  • 校正確度は0 ℃で± 0.012 ℃。
  • センシング要素は参照グレード白金を使用。
  • NVLAP 認定校正、ラボコード200706-0。
  • 優れた耐久性を備え、工場、現場またはラボでの使用に適したセンサー。

製品概要: 二次参照標準 白金抵抗温度計 5615

5615-12 は長さ 305 mm、直径 6.35 mm のインコネル™ 製 600 シースの白金抵抗温度計(PRT)です。この二次標準としての温度計は、標準室用の最上級の温度標準と、その次の階層の標準または工業用温度標準との、ちょうど中間に位置する製品です。その確度は、0.01 °C で ± 0.012 °C です。

標準クラスの白金線(純度99.999 %)で作られており、安定性に優れています。ワイヤはコイル状に巻かれて筒状のケースに入っており、ヒステリシスは事実上除去されます。4線式の接続で、電流と電圧を別々に測定することで、リード線の抵抗値の影響を取り除くことができます。

このインコネル製シース内の温度センサー部分は、しっかりとサポートされており、耐久性は標準白金抵抗温度計以上です。また、センシング・エレメントはガラスで密封された超高純度のセラミック・ケースで保護されており、水分や汚染の原因となる物質を除去することで、安定性が向上しています。

5615 は ITS-90 係数に従って校正されているため、フルーク・キャリブレーションの 1529 チャブ-E4 や 1560 ブラック・スタック、1502A ツイナーを始めとする多くの指示計器と一緒にご利用いただけます。100 Ωの工業用の測温抵抗体と標準白金抵抗温度計との中間に位置する製品です。

反応の早い温度計をお探しの方や、直径と挿入長に関する課題をお持ちの場合は、5615-9または5615-6がお勧めです。これらはハートのドライ・ウエルでの比較校正の基準プローブとして最適です。5615-6、5615-9のシースはどちらも直径4.76 mmです。

それぞれのプローブには、1 °C ごとの温度に対するセンサーの抵抗値が記載された表が添付されています。5615-9 と 5615-12 は –196 °C から 420 °C まで、5615-6 は 300 °C まで校正されています。

5615には個別の NVLAP 認定校正(ラボ・コード 200706-0) が標準で付属しています。

仕様: 二次参照標準 白金抵抗温度計 5615

仕様
温度レンジ
 
5615-12 および 5615-9: –200 °C ~ 420 °C
5615-6: –200 °C ~ 300 °C
公称抵抗値(0 °C のとき)100 Ω ± 0.10 Ω
温度係数0.0039250 Ω/Ω/°C
確度 [1]
 
 
–200 °C で ± 0.024 °C
0 °C で ± 0.012 °C
420 °C で ± 0.035 °C
短期繰り返し性 [2]0.010 °C で ± 0.009 °C
ドリフト [3]0.010 °C で ± 0.007 °C
センサー長28 mm
センサーの位置先端から 6.9 mm ± 3.3 mm
シース直径の許容誤差± 0.127 mm
シースの材質Inconel™ 600
最小絶縁抵抗値23 °C で 1000 MΩ
シースとケーブルの接合部の温度レンジ [4]–50 °C ~ 200 °C
 
シースとケーブルの接合部の寸法71 mm × 直径 13 mm
最大挿入長
 
 
5615-6: 102 mm
5615-9: 178 mm
5615-12: 254 mm
応答時間 [5]9 秒、代表値
セルフ・ヒーティング(0 °C のバス内)50 mW/°C
リード線のケーブル・タイプTeflon™、Teflon™ カバーで絶縁、22 AWG
リード線長183 cm
リード線の温度レンジ–50 °C ~ 200 °C
\校正
 
 
NVLAP 認定校正付き、ラボ・コード 200706-0、 校正の不確かさの表を参照してください。
[1] 校正の不確かさと100 時間のドリフトを含む。(k=2)

[2] 最低温度から最高温度で 3回のサイクル試験により、ヒステリシスを含む。信頼水準。

[3] 最高温度で100時間後、信頼水準 95 % (k=2)

[4] この範囲外の温度が加わると修復不可能な損傷を招きます。最高の状態でご使用いただくために、シースとケーブルの接合部が触れられないほど高温にならないようにしてください。

[5] ASTM E 644 による。
NVLAP† 校正の不確かさ
温度拡張不確かさ(k=2)
–196 °C0.024 °C
–38 °C0.011 °C
0 °C0.010 °C
200 °C0.018 °C
420 °C0.029 °C

注:校正の不確かさは、その校正を行ったラボの不確かさに依存します。ご購入後の校正を別の施設で、異なる手順によって、または異なる校正の不確かさを持つ上位標準を用いて行われた場合、不確かさもまた異なる値となります。†ラボ・コード 200706-0、‡5615-6 は除く

モデル: 二次参照標準 白金抵抗温度計 5615

二次参照標準 白金抵抗温度計 5615

5615-6-X

二次参照標準 白金抵抗温度計、4.76 mm × 152 mm (0.188 × 6.0 in)、–200℃ ~ 300℃


(17025認定校正標準付属、NISTトレーサブル)

X = 終端指定:A (INFO-CON、914X 用)、B (裸線)、D (5 ピン DIN、ツイナー・サーモメーター用)、G (ゴールド・ピン)、J (バナナ・プラグ)、L (ミニ・スペード・ラグ)、M (ミニ・バナナ・プラグ)、P (INFO-CON、1523 または 1524 用)、S (スペード・ラグ)

5615-9-X

二次参照標準 白金抵抗温度計、4.76 mm × 229 mm (0.188 × 9.0 in)、–200℃ ~ 420℃


(17025認定校正標準付属、NISTトレーサブル)

X = 終端指定:A (INFO-CON、914X 用)、B (裸線)、D (5 ピン DIN、ツイナー・サーモメーター用)、G (ゴールド・ピン)、J (バナナ・プラグ)、L (ミニ・スペード・ラグ)、M (ミニ・バナナ・プラグ)、P (INFO-CON、1523 または 1524 用)、S (スペード・ラグ)

5615-12-X

二次参照標準 白金抵抗温度計、6.35 mm × 305 mm (0.250 × 12.0 in)、–200℃ ~ 420℃


(17025認定校正、NISTトレーサブル)

X = 終端指定:A (INFO-CON、914X 用)、B (裸線)、D (5 ピン DIN、ツイナー・サーモメーター用)、G (ゴールド・ピン)、J (バナナ・プラグ)、L (ミニ・スペード・ラグ)、M (ミニ・バナナ・プラグ)、P (INFO-CON、1523 または 1524 用)、S (スペード・ラグ)