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機具の絶縁が重要である理由

2021-05-09 | 安全性, 電気設備

電気を使用したり、電気が流れている場所周辺で作業したりする人ならば、誰でも安全こそが最も重要であると認識しています。着用するもの、作業方法、携帯する機具は、安全を念頭に置いて決められます。また、機具とは、バッテリー駆動の試験機具だけではなく、持ち運ぶすべての機具を意味します。そのため、電気技師、保守技術者、冷暖房空調設備の技術者、および電力関係の作業員は、最良の試験機具とともに、ドライバー、ペンチ、カッターなどの絶縁された手工具を携行します。

電気が流れている場所周辺で作業するときにまず守るべきことは、必ず機器の電源を切ることですが、それが不可能な場合もあります。また、近くの通電機器から知らぬ間に電気の通り道が出ており、作業中の機器に電圧が予期せず供給されることもあります。

絶縁処理された手工具で安全性を確保

工具の絶縁処理は、このような危険で予測不可能な状況から身を守るための追加策と言えます。高品質の絶縁処理済み手工具は、感電から人を保護し、短絡によるアーク故障発生の可能性を低減するよう設計されています。

NFPA 70E規格では、50Vを超える電気の流れる場所またはその近くで作業する場合に絶縁処理された工具を使用することを求めています。これにより、労働者を負傷から守り、そのような事故による罰金や損害賠償から企業を守ることができます。

通常の手工具と絶縁処理された工具の違いを理解することが重要です。多くの手工具には、プラスチック製の柄の上にゴムが被せられていますが、これは、絶縁処理された工具とは異なります。感電から本当に身を守るためには、さらに工夫を施す必要があります。高品質の絶縁処理済み手工具は、危険をもたらすおそれのある電圧を遮断できる特殊な素材を組み合わせて製造されています。

絶縁処理済み工具の認定

Fluke insulated hand tools

絶縁処理済み工具として認定を受けるには、第三者の試験所による厳格な試験を受けて、保護対策が機能すること、およびこれらの工具が、過酷な使用、極端な温度、さらには燃え盛る炎にも耐えられることを証明する必要があります。必要に応じて通電中の分電盤内で使用できるよう、 交流1000Vの電圧にも耐えられるものでなければなりません。IEC 60900およびASTM F1505などの国際規格にも準拠する必要があります。

Flukeは、その新しい絶縁処理済み工具群にこの水準の保護対策を施しています。弊社では、携帯式試験機具および測定機具について弊社が求める安全性、信頼性、人間工学に基づく設計に関する厳しい要件を自社の絶縁処理済み手工具に反映してきました。弊社の手工具は、優れた耐久性を確保するため、CMV(クロムモリブデンバナジウム)鋼を使用して精密に設計されており、ドイツの最先端施設で最新の技術を用いて製造されています。

安全で人間工学に基づいた設計

Flukeの絶縁処理済み手工具は、摩耗や破損を最小限に抑えるようにも設計されています。人間工学に基づいて設計されているため、手に馴染んで緊張や疲労を軽減し、反復動作による負傷を防止できます。当社の絶縁処理済みペンチとカッターは、よりしっかりと握りやすく、中身の詰まった接続箱や分電盤に容易に差し込めるほど十分スリムな形状に作られています。

通電中の機器周辺で作業するものの、お使いの工具でどれほど身を守れるかよく分からないという方は、是非ご確認ください。

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