電圧標準の維持と配布のための簡単、かつ証明された手段
732Bは10 Vと1.018 Vの出力を持つDCVスタンダードです。734Aは、機械的にも電気的にも独立した4台の732Bをラック・サイズの筐体に内蔵したDCVリファレンス・スタンダードです。
734Aは一次/二次校正器室、標準器室の一次DCVスタンダードとして用いられるよう設計されています。734Aは4つの独立したスタンダードから構成されていますので、それらの相互比較をおこないその結果に統計的手法を加えることによって、時間の経過に伴うリファレンスの不確かさを著しく改善します。
独立性
734Aに内蔵された4台の732Bは、機械的にも電気的にも完全に独立しています。したがって1台の732Bを734Aから取り外し、734Aリファレンスの値を地理的に離れたサービス・ステーションや製造部門に移し変えるためのポータブル・スタンダードとしても利用できます。
小型、携帯性、堅牢
732Bは小型で携帯性に優れ、かつ堅牢に設計されていますので、移送にとって理想的です。732B内蔵のバッテリー寿命は72時間ですので、732Bの電源をON状態のまま長距離輸送することができます。オプションの外部バッテリー・チャージャーを付ければ、バッテリー寿命を130時間以上に延ばすことができます。
高い信頼性
732BはFLUKE 732Aで証明されたテクノロジーに基づいて設計されています。数千台の732Bが世界各地で利用されており、そのアプリケーションは基準の維持から国立研究所やジョセフソン・アレーの値の移し変えなどバラエティに富んでいます。
安定度
732B出力安定度は、10 Vの場合±2 ppm/年、1.018Vの場合±0.8 ppmとなっています。10V出力は最大12 mAの電流を取り出すことができますので、低インピーダンス機器との接続も容易です。
734Aを用いれば、ユーザーの標準器室の直流電圧のリファレンスをppm級の不確かさで確立することもきわめて容易です。時間の経過と合わせて相互比較と上位機関との突合せを頻繁におこなえば、734Aの不確かさを3倍以上低減することができます。
アーティファクト・キャリブレーションのサポート
732BとFLUKE 742A-1、742A-10K抵抗標準を用いれば、FLUKE 5700A/5720AやAgilent Technologies 3458Aのアーティファクト・キャリブレーションが可能です。